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こちら 南California 晴天なり

2005年年明けから手術前日まで

【2005年1月4日】

年が明けて3日まで休み、この日は午前10時に骨のスキャンの予定が入っていて仕事を
2時間抜けてペンデルトンの海軍病院に行く(これからはP海軍病院と呼びます)
嫌なバルボア海軍病院とは縁を切った。
20分くらい微動もできずジィ~っとしているのはきつい!
枕もなかったので頭蓋骨が痛くなった。


【2005年1月7日】

年末に取ったスキャンで肝臓に何かちょっとみえるとの事でもう一度P海軍病院で肝臓の
スキャンをやる。
不安でいっぱいになる、どうか何でもありませんように・・・日本の妹に電話した。
心配させてしまうのは分かっているけど日本語で思いっきり不安を吐き出してしまいたか
った。
結果がわかったら必ず電話すると約束したが結果がでるまでの3日間は本当に長かった。

キャロルさんから連絡が入っていて12日にUCSD(サンディエゴ大学病院)のドク
ターWallase にアポイントが取れたとの事!



【2005年1月10日】

P海軍病院のドクターアイゼンバーグから主人の携帯に電話があって私の肝臓は大丈夫と
の事!何かの古い傷跡が写っていたらしい。
うれしい!すごく嬉しい!
骨のスキャンの結果もでた、異常なし!
今日はいい日だぁ~!
夜さっそく妹に電話したら妹も大喜び、彼女も眠れないくらい心配してくれてたらしい。


【2005年1月12日】

朝一番にあのイヤなバルボア海軍病院からレコード(カルテ)を取り戻しにいった。
これを持って12時30分にドクターWallaseに会いに行く。
初めて彼女にあった印象は
「おおぉ~、運動してるなーこのドクター」
体中バネのような筋肉がついていてエアロビクスのインストラクターのようだ。

診察するなり顔をしかめて
「どうしてドクターは手術のステッチを取ってないの?随分前でしょこれって、炎症でも
おこしたら大変よ」
とすぐに抜糸してくれた。ああ~すっきり!

彼女は外科医兼整形外科医でもある。
色々説明をきくうちにこのドクターなら信頼できると確信した。

1)私の今の傷跡からして乳房温存法をやったとしても乳房が変形したままできれいな結
  果は望めない、それよりも全摘出にした方が再建のさい仕上がりがきれいにできる。

2)全摘出手術と同時にエクスパンダーを入れて序々に胸筋と皮膚を伸ばす。

3)ほかの再建方法もあるが私のシリコンに対する嫌悪感が無いことと、これ以上体に傷
  を作りたくないとの希望をあわせるとこの全摘出手術同時再建法が一番私にあっている。

4)健全な方の乳房も手術した方の大きさに合ったサイズのシリコンを入れて将来両方の
  乳房の形が変わらないようにする。

5)手術後は抗癌剤のみで放射線の必要なし。

あのバルボアのくそドクターと比べると何という違い!
最後にドクターWallaseが
「So,Would you want me to take care of you?」(私があなたの担当になることを望み
ますか?)
と聞いた、私は心の底から「Please!」と言った。

私も主人もドクターWallaseとキャロルさんに感謝しながら希望に満ちて病院を後にした。


【2005年1月13日】

ペットスキャンの予約12時30分


【2005年1月17日】

友達のアンドレアがテキサスに引っ越す日、サリーとふたりで空っぽになった彼女の家を
たずねた。
やっぱり別れは辛い、欲しがっていた日本のチョコレートを道中のスナックに渡す。
3月に一度遊びに来るといっていたからまたすぐに会えるけどね・・・


【2005年1月20日】

私の手術の日が27日に決った、その前にMRIの予約を取らなければいけないのだが
MRIが26日にしかできないとの事。
なんとか、早く入れてもらえないかギリギリまで待つことになった。


【2005年1月24日】

やっぱりMRIが手術の前日になってしまう!
ドクターは手術前にこのMRIの結果が必要なのでしかたなく手術の日を一週間延期する
ことになった。

もうひとつ残念なニュースがあった。
私の病気のよき理解者であるマネージャーのジェフが別のオフィスに移転する事が決った。
彼も寝耳に水で残念がっていたがチョイスはない、28日のインベントリー(棚卸し)の
すぐ後31日を最後の別の店に移る。

OK,28日のインベントリーは手術が延期になったのでまだ仕事にいける。
ジェフも喜んでいた、何しろ忙しい日なので。


【2005年1月26日】

MRIの日、うつぶせに寝てちょうど胸のところに二つ穴が開いていてそこに両乳房を
固定する感じで動かずにジィ~としてる。
機械の音がすごくうるさいので耳栓をしてくれた。
疲れていたので思わずウトウト寝てしまった。(笑)

さて、いよいよ来週は手術の日なんの因果かよりにもよって2月3日私の誕生日なのだ。
一年365日あるのになんでこの日なの~?


【2005年1月28日】

インベントリーは無事すんだ!
ジェフよかったね、ご苦労様でした、新しい職場でもがんばって!
ジェフが私に自分が今度いく店にきてほしいとの事。
引き抜きだぁ~!

自慢ではありませんが私は5年間のあいだ何度も優秀職員で表彰されていて、年一回の
イバリエーション(成績表みたいなもの)はいつもOUTSTANDING(最優秀)なのだ。えへん!

でも、慣れ親しんだ今の職場にも未練がある。
それに新しいマネージャーがどんな人かもまだわからないので返事は待ってもらう事にした。


【2005年2月2日】

この日をさいごに1ヶ月の病欠にはいる。
新しいマネージャーのジョンは黒人の小柄な人。
やさしそうな人だ、ジェフから私の事情はきいているからこれからも気にせずいつでも
予約のOFFは取ってもよいといってくれた。

私のセクションは大声のルーシーおば様におねがいして休みの間の細かい指示を済ませて
さて、明日はわたしのBIG DAY!!



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